農書『能力相関』 |
作物の強さは私たち豊穣神の強さと関わりがあります。 『量と命』、『味と力』、『硬と体力』、『香と神気』、 『美と運気』、『粘と食力』がそれぞれ繋がっているようです。 |
農書『土壌養分』 |
稲は田の土に含まれる養分を糧にして育ちます。 養分は使われた分だけ減り、やがては枯れてしまいます。 長い間そのままにすると、稲の成長は止まってしまうでしょう。 |
農書『肥料 其の一』 |
厠の肥を肥溜めに投じ、半日ほど寝かせると肥料ができます。 田に肥料を撒くと、土の養分がたちどころに増えるでしょう。 |
農書『肥料 其の二』 |
夜には稲はあまり育たず、土の養分も変わりにくいようです。 稲は日の出から大きく育ち始めます。日々、起床と共に 肥料を撒く癖を付けると、無駄を省いた暮らしになるでしょう。 |
農書『分けつ』 |
田植え後ほどなく、稲の本数が増えていく『分けつ期』に入ります。 『分けつ期』は三つの段階があります。豊穣神ならば 田を調べることで今の生育段階が分かるでしょう。 |
農書『中干し』 |
三次分けつで一度水を抜き、土を乾かすことを『中干し』と 言います。過ぎた分けつはかえって稲を弱らせるため、 中干しで止めてやりましょう。 |
農書『水 其の一』 |
稲は水と光で育ちます。田植えから根付くまでは『浅水』に、 大きく育てたい時には『深水』にすると多くの実りが望めるでしょう。 逆に、水を抜けば育ちすぎぬよう整えることもできます。 |
農書『水 其の二』 |
水量は温度とも関わりがあります。気温に合わせたい時は『浅水』に、 水温を保ちたい時は『深水』または『かけ流し』に。 極端な暑さ寒さで稲を害してしまわぬよう、水の量を操りましょう。 |
農書『天候と祈祷』 |
日照も雨も続きすぎては稲に害が及びますが、いざとなれば 主神カムヒツキ様にお祈りて天候を変えていただくことができます。 稲をより良く育てるためにも気に留めておくとよいでしょう。 |
農書『塩と塩害』 |
塩は種籾選別を『塩水選』で行うほか、肥料としても稲に加えられます。 塩を含んだ稲は一部の病に強くなりますが、過ぎた量は『塩害』という 別の病にもなるため、何事も程ほどに。 |
農書『元肥』 |
田起こしの前に肥料を撒いておくことを『元肥』と言い、 その年の稲の質を上げることができます。 |
農書『益虫』 |
虫の中には、稲に害を及ぼす他の虫を食べてくれるものもいます。 峠のどこかで『蜘蛛』『田螺』『蛙』を見かけたら 捕らえ、田に放つのもよいでしょう。 |
農書『合鴨農法』 |
育成期の田に合鴨を放つと、雑草や害虫を食べてくれるようです。 ただし、あまり育ちすぎると稲も食べるようになってしまうため いつまで任せるかは見極めねばなりません。 |
農書『量・全巻』 |
これは…トヨハナ様の農書!都で書かれたものでございましょうか。 『量』を上げる育て方について記されているようですな。 |
農書『量・春の巻』 |
・種籾選別は軽く行うのみに留める ・育苗は厚播きで行う ・田植えは密植を避けながら多く植える |
農書『量・夏の巻』 |
・出穂までは穂肥を適量与える ・盛夏に中干しを行う ・出穂後は葉肥を多く与え深水に |
農書『量・秋の巻』 |
・登熟後はなるべく乾かしてから刈り取る ・稲架干しは短すぎず、長すぎず |
農書『味粘硬・全巻』 |
これは…トヨハナ様の農書!都で書かれたものでございましょうか。 『味』『粘』『硬』を上げる育て方について記されているようですな。 |
農書『味粘硬・春の巻』 |
・種籾選別は厳しく選り分ける ・育苗は薄撒きで行う ・田植えは適度に疎植 |
農書『味粘硬・夏の巻』 |
・出穂までは穂肥を適量与える ・出穂後は葉肥はなるべく控え浅水に |
農書『味粘硬・秋の巻』 |
・収穫は乾いた日照時に行う ・精米は涼しい時に行う |
農書『美・全巻』 |
これは…トヨハナ様の農書!都で書かれたものでございましょうか。 『美』を上げる育て方について記されているようですな。 |
農書『美・春の巻』 |
・元肥は与えぬこと ・種籾選別は泥水選で行い、薄撒きで苗を育てる ・田植えは適度に疎植 |
農書『美・夏の巻』 |
・深水にし合鴨を放つ ・中干しは短く行う ・出穂から登熟までは水をかけ流しに |
農書『美・秋の巻』 |
・収穫は早い時期に行う ・精米は涼しい時に行い、玄米または白米にすること |
農書『香・全巻』 |
これは…トヨハナ様の農書!都で書かれたものでございましょうか。 『香』を上げる育て方について記されているようですな。 |
農書『香・春の巻』 |
・種籾選別は厳しく選り分ける ・育苗は薄撒きで行う ・田植えは疎植にする |
農書『香・夏の巻』 |
・中干しの時以外は浅水で育てる ・なるべく高温になりすぎぬようにする |
農書『香・秋の巻』 |
・収穫は早い時期に行う ・玄米で留めると最も香りが強い |
農書『害虫 全巻』 |
これは…トヨハナ様の農書!都で書かれたものでございましょうか。 害虫について記されているようですな。 |
農書『害虫 其の一』 |
『稲苞虫』…葉をかじり『量』を下げる蝶の幼虫 『椿象』…穂に吸いつき『斑点米』になりやすくする |
農書『害虫 其の二』 |
『浮塵子』…『量』を下げ様々な病にかかりやすくする羽虫 『蝗』…稲の『量』を下げる飛蝗の仲間 |
農書『害虫対策』 |
多くの虫は雑草を好みます。日頃から雑草をよく除いておくことで 害虫もまた防ぐことができます。急ぎの時は防虫の肥料を調合し 投じてみましょう。 |
農書『雑草 全巻』 |
これは…トヨハナ様の農書!都で書かれたものでございましょうか。 雑草について記されているようですな。 |
農書『雑草 其の一』 |
『青味泥』…水に生じる藻。稲の『倒伏』を誘う 『田犬稗』…稲によく似た雑草。良い田ほどよく育ち、病をもたらす 『子水葱』…小さいが数多く生え、土の養分を大きく奪う |
農書『雑草 其の二』 |
『黒慈姑』…ほぼ通年で生え、抜いてもすぐまた伸びて稲の『倒伏』を誘う 『水蚊張吊』…水が多い田によく生え、養分を奪う |
農書『雑草対策』 |
ほとんどの雑草は手で抜けますが、あくまでその場しのぎ。 入念な田起こしを行えば、その年は雑草が生えにくくなります。 また、水に因る雑草は水そのものを抜くと止められるでしょう。 |
農書『稲の病 全巻』 |
これは…トヨハナ様の農書!都で書かれたものでございましょうか。 稲の病について記されているようですな。 |
農書『稲の病 其の一』 |
『徒長』…日照不足などで茎が長細く育ってしまう 『出すくみ』…養分不足などで穂が実りにくくなる 『倒伏』…茎の弱さや強風で稲が倒れてしまう |
農書『稲の病 其の二』 |
『塩害』…種籾や稲が塩を含みすぎて育ちにくくなっている 『高温障害』…土や水の温度が上がりすぎ稲が育ちにくくなっている 『過剰生育』…稲が育ちすぎ養分不足になっている |
農書『稲の病 其の三』 |
『しらた』…未成熟で乳白色になってしまった米 『胴割米』…精米時に砕けてしまった米 |
農書『稲の病 其の四』 |
『稲熱病』…カビからかかる病。質が著しく下がる 『縞葉枯病』…虫や雑草からかかる病。『徒長』や『出すくみ』に繋がることも 『煤病』…虫からかかる病。葉や穂が汚れ、稲の育ちが悪くなる |
農書『稲の病 其の五』 |
『坪枯』…虫からかかる病。まとまった数の稲を枯らし質も下げる 『斑点米』…虫からかかる病。米に焦げたような跡ができ質を大きく下げる 『馬鹿苗病』…カビからかかる種籾の病。田植え後に稲が枯れる |
農書『稲の薬』 |
稲の病を治したい時は、まず何に因る病かを知ることです。 弱った稲には『壮盛の妙薬』、過剰な何かには『剪枝の妙薬』、 虫やカビには『秀日の妙薬』を調合した肥料を撒いてみましょう。 |
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